「心」について

東洋医学の「心」は現代医学の心臓と同じ働きもありますが、違った解釈もあります。

東洋医学では大きく分けて2つの役割があるといわれています。

1️⃣「心」は「血」をつかさどる

2️⃣「心」は「神」を蔵す   

1️⃣血をつかさどる

現代の考え方と同じように心のポンプ作用で血を全身に送り出しています。心が動かない=「死」を意味します。

心のポンプ作用がしっかり機能することで生命を維持しています。

もう1つは「赤」です。血液は赤色をしてます。これは心の働きで赤くしている(赤化)と言われます。

血液が全身をきちんと循環していると赤みを帯びて血色が良くみえますが、循環が悪いと色白や黒ずんだ色になるのも心のポンプ作用や赤化が関係しています。

2️⃣神を蔵す

神といっても心に神様が宿っているということではなく「精神活動」を担っているということです。

現代では脳が精神活動を担っているとされますが、東洋医学ではそれを「心」がコントロールしていると考えています。

知覚、記憶、思考、意識、判断など全ての精神活動の中心です。心を損なうとそれらに悪影響を及ぼし精神的にも不安定になります。

その他にも心と関連がある部分がいくつかあいます。

✅顔

顔面部には血管が豊富で血の状態が良く現れます。顔面の色つやで心の機能を判断することもできます。

✅舌

「心は舌の笛」と言われることがあります。心の不調は舌に現れやすいです。実際に心に熱が入ると舌の先が赤くなることがあります。

✅喜び

適度に喜んだり笑ったりすると心に良い影響を与え血の運行を促します。逆に悲しいことや喜び過ぎたりすると心に悪影響を及ぼし血の循環が悪くなったり精神的にも不安定になります。

「心」は「君主の官」とも言われています。血液を送り出すポンプ作用だけでなく、精神活動も担っているという考え方は面白いですよね😊

次回は「脾」の生理についてまとめます📖

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