陰陽五行について

「陰陽五行」は東洋医学では基本的な考え方。鍼灸学校を卒業したての頃は、そういうものがあるんだなぁくらいの理解でしたが、実際に臨床を重ねていくと、毎日「陰陽五行」について考ています

「陰陽五行」とは、自然界を表しています。自然界は陰と陽からできていて、さらにそれらは木・火・土・金・水の五行に分けられます。

陰陽でいうと例えば、天と地、左と右、表と裏
五行でいうと、肝(木)、心(火)、脾(土)、肺(金)、腎(水) 

人は生まれてからずっと「陰陽五行」のバランスをとりながら生きています。

陰陽五行は自然界を表していると言いましたが、人もその一部です。自然の影響を受けます。季節の影響はもちろん、住んでいる土地の影響、普段の食事や生活習慣なども大きな影響を与えます。
その影響で体の「陰陽五行」のバランスに不調和が生じると不調として現れます。
つまり「陰陽五行」のバランスを整えてあげることで症状が改善します。ここが鍼灸治療の強みですね。
「鍼灸て不思議と症状が良くなる」といったイメージを持たれることも多いですが、「陰陽五行」のバランスを整えることで症状が良くなるのは、人が自然の一部である以上当然だと思います。
「陰陽五行」というと難しく考えてしまうかもしれませんが、人は自然の一部であること、食事や生活習慣が自分の体を形成していることを頭に置いて生活してみると、ご自身体調や生活について新たな発見があるかもしれませんね。
気温が下がり寒くなってきましたので
お身体冷やさないようお過ごしください!

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