東洋医学でいう「血」は「血液」とイコールではありません🙂
東洋医学では「血」をどう捉えているかという視点で読んでいただけたらと思います。
〈血の生成〉
食事から得られる栄養分(水穀の精微)と呼吸から得られる清気に津液(血以外の体液)が加わり血の素が作られます。さらに生命の源でもある原気を取り込み、営気の力で「心」へ届けられます。「心」で血の素が赤色に変えられ(赤化)、「血」となります。
〈血の機能〉
・滋養(じよう)
栄養分を豊富に含んだ血は各臓腑、皮膚、筋肉、各器官など全ての細胞に機能できるよう栄養分を届けます。
・寧静(ねいせい)
血は陰陽で言うと陰に属します。その逆で気は陽に属します。血[陰]の作用で気[陽]の動きが過度にならないようにしています。気は上昇しやすく動きが早い特性があり、血が不足し気の動きが活発になり過ぎると、イライラしたりのぼせが起きます。
「血」が全身に行き渡り、人は活動することができます。全身に行き渡るための機構は各臓腑の機能が関係しています。各臓腑の機能はゆくゆくまとめてみます。
「病は気から」ということわざありますが、なんとなく「気合いで治す」「病気は気持ち次第だ」のように精神論的な意味合いで使われています。
しかし東洋医学の「気」や「血」を学んでみると、違った解釈ができます。
「気」から「血」が作られ、血の運行にも「気」が関与しています。
言い換えると「気」が不足すると「血」も不足し、「気」が停滞すれば「血」も滞り栄養されないと言うことです。
つまり「病は気から」と言うことです。
今回は「血」についてまとめてみました。
血がないと人は生きていけません。血を充実させるためには何度も繰り返しになりますが気を充分に身体に取り入れることが大切ですね。
食欲の秋、そして散歩が気持ち良い季節です。旬のものを摂取したり、散歩をして美味しい空気をいっぱい吸ってみるなどオススメです!
次回は津液(しんえき)についてまとめていきます🙂
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