40代女性の背中の痛み、鍼灸で「腎」と「脾」を整えてスッキリ改善!

「なんだか最近、背中が重だるい…」「デスクワークで肩甲骨のあたりがいつも辛い」

そんな背中の痛みにお悩みではありませんか? 今回は、東洋医学の考えに基づいた鍼灸治療で、長年の背中の痛みが劇的に改善された40代女性の症例をご紹介します。

慢性的な背中の痛み、原因はどこに?

今回いらっしゃった40代の女性Aさんは、数年前から背中、特に肩甲骨の内側から腰にかけての痛みに悩まされていました。マッサージやストレッチをしても一時的なもので、なかなか根本的な改善には至らないとのこと。

東洋医学では、痛みや不調は体の内外のバランスが崩れることで生じると考えます。Aさんの場合、詳しくお話を伺い、脈やお腹の状態を診させていただいた結果、特に**「腎(じん)」「脾(ひ)」**の機能が低下していることが分かりました。

**「腎」**は生命活動の根源となるエネルギーを蓄え、骨や関節、生殖機能、水分代謝などに関わるとされています。加齢や過労などで「腎」の力が弱まると、腰痛や関節の痛み、疲労感などの症状が出やすくなります。

一方、**「脾」**は飲食物から栄養を吸収し、全身に巡らせる消化吸収の要です。ストレスや不規則な食生活で「脾」の働きが落ちると、消化不良やむくみ、そして筋肉の栄養不足による痛みなどにつながることがあります。

Aさんの背中の痛みは、これらの「腎」と「脾」の機能低下が複合的に絡み合って起きていると判断しました。

「補法」で「腎」と「脾」の働きをサポート

そこで、Aさんの治療では、低下した機能を高める**「補法(ほほう)」**というアプローチを中心に鍼灸を行いました。

具体的には、「腎」と「脾」の経絡(エネルギーの通り道)上のツボを中心に、やさしく鍼を施し、お灸で温めることで、体本来の回復力を高めることを目指しました。鍼灸の刺激によって血流が促進され、気の巡りがスムーズになることで、滞っていた部分が動き出し、自己治癒力が引き出されます。

初回の治療後から、Aさんは「背中が少し軽くなったような気がします」とおっしゃっていました。その後も定期的に治療を続けることで、徐々に痛みの頻度と程度が軽減。3ヶ月後には、長年の悩みの種だった背中の痛みはほとんど感じなくなり、今では快適に日常生活を送られています。

あなたの背中の痛みも、もしかしたら…

Aさんのように、一般的な治療ではなかなか改善しない背中の痛みも、東洋医学の視点から体のバランスを整えることで解決の糸口が見つかることがあります。

もし、あなたが背中の痛みや体の不調でお悩みでしたら、ぜひ一度、東洋医学に基づいた鍼灸治療を検討してみてはいかがでしょうか。あなたの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療で、根本からの改善を目指しましょう。

気になることやご質問がありましたら、お気軽にご相談ください。

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