なんだか体がだるい、集中力が続かない、、、そんな疲労感、もしかしたら胃腸の不調が原因かもしれません。東洋医学では、胃腸は飲食物を消化吸収し、生命活動に必要な「気(き)」や「血(けつ)」を作り出す重要な臓器と考えられています。胃腸が弱ると、これらの生成が滞り、全身に十分な栄養が行き渡らず、疲労感として現れることがあります。
東洋医学でみる胃腸と疲労
東洋医学では、胃腸の働きは「脾(ひ)」と「胃(い)」という概念で捉えられ、これらが連携して飲食物から「水穀の精微(すいこくのせいび)」(栄養物質)を取り出し、全身に巡らせます。
この機能が低下すると、
気の不足: エネルギー不足となり、倦怠感や気力の低下を招きます。
血の不足: 顔色が悪くなったり、めまいがしたり、さらに疲れが取れにくくなります。
このような状態は、単なる肉体疲労だけでなく、精神的な不安定さにもつながることがあります。
鍼灸治療で胃腸を元気に!
胃腸の不調からくる疲労には、鍼灸治療が効果的です。鍼灸では、胃腸の働きを調整するツボ(経穴)に刺激を与えることで、気の巡りを整え、血流を改善し、胃腸本来の機能を高めます。
例えば、
足三里(あしさんり): 胃腸の調子を整える代表的なツボで、消化吸収能力を高めます。
中かん:胃の不調に効果的で、胃痛や胃もたれを和らげます。
これらのツボへの刺激は、胃腸の疲労回復を促し、結果として全身の倦怠感を軽減します。
日常生活でのケアも大切
鍼灸治療と合わせて、日々の生活習慣を見直すことも重要です。
食生活→消化に良いものを摂り、暴飲暴食を避ける。
休養→十分な睡眠をとり、体を休ませる。
ストレス管理→ 適度な運動や趣味でストレスを発散する。
これらの心がけで、胃腸はさらに元気に!慢性的な疲れを感じる方は、一度、鍼灸治療を検討してみてはいかがでしょうか!
今日収穫した野菜の写真を載せておきますね♪
地の野菜、旬のものも良い気をくれますのでオススメです!

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